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岡田の仙台長なす漬本舗
取扱い商品一覧
お寿司屋さんへの卸売りからスタート
1957年に創立された『岡田食品工業』は、仙台では「岡田の長なす」として広く知られています。
創業当初の1946年には「岡田商店」として漬物の製造と卸売りを行い、宮城県内外の寿司店や料理店に漬物を卸していました。当時の主力商品は梅干しや生姜漬のガリであり、「仙台長なす漬」はまだ製造されていませんでした。
「なす=丸い」というイメージが揺らぐ「仙台長なす」との出会い
創業者の岡田三雄氏が「仙台長なす」と出会うのは1955年ごろ、市場で梅や生姜などの原料を仕入れる際コンテナに紛れ込んでいたのが「仙台長なす」。
岡田氏は「なす」といえば丸いもの、というイメージから「仙台長なす」のすらりとした小ぶりな形に強く心惹かれました。
「仙台長なす」について調査を行い、漬物としての希少性に着目した岡田氏は「仙台長なす」を土産品や贈答品として展開できないかと考え、その商品化に取り組むことを決意しました。
研究の末に誕生した「仙台長なす漬け」
「仙台長なす」の商品化を進める中で特に苦労したのが、鮮やかで美しい紫紺(しこん)色を保つことでした。
変色を防ぎ、色鮮やかな状態を保つのは漬物に造詣が深い岡田氏でも困難を極め、試行錯誤を重ねました。
1959年、ついに「仙台長なす漬」の製品化に成功。
料理店への卸売りが中心だった『岡田商店』が、一般のお客様に向けた商品づくりへと事業内容を転換する
大きなきっかけとなりました。
地域に根ざした魅力発信
『岡田食品工業』は2016年に創業70年を迎えた、地元に愛される企業です。
1975年には、「第15回全国推奨観光土産品審査会」にて「農林大臣賞」を受賞。
1977年には「岡田の仙台長なす漬」を商標登録。
地域の農産物への真摯な姿勢は、熟練した技術の融合から生まれるものです。
地場の野菜を使った漬物づくりを通じて、地域の伝統野菜の魅力を発信に邁進していく『岡田食品工業』の活躍に、
今後もご注目ください。