九重本舗 玉澤は、1675年に仙台藩の第四代藩主が和菓子職人を招き、仙台で創業しました。
当時は「玉澤」という名前で、仙台藩のご城下である国分町に店を構えており、藩主やお城下の人々に愛されていました。
明治三十四年、明治天皇の仙台行幸のおりに創製中の菓子を献上し、お供せられた東久世通禧(ひがしくぜみちとみ)公より万葉の古歌にちなんで「九重(ここのえ)」と命名されました。
これが、お馴染みの商号「九重(ここのえ)」の始まりです。
「九重(ここのえ)」は屋号の由来ともなった玉澤の代表銘菓。
近年では彩り豊かな写真映えする華やかなお菓子として人気の九重は
細かなあられを柚子、ぶどう、緑茶の香り高い風味の糖衣でコーティングした、見た目にも美しい上品な和菓子です。
九重の名前の由来は「いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重に匂ひぬるかな」という万葉歌にちなんで、
菓名を「九重」と命名されました。
以来「九重」は茶菓兼用の銘菓として広く愛され、日本の優秀名菓のひとつと言われるようになりました。
九重は、茶菓子としてはもちろん、おやつやお土産にも最適です。
器に入れ、お湯やソーダを注ぐと糖衣が溶けて美しく色づき、あられが幻想的にぷかぷかと浮かびます。
九重本舗 玉澤は、商号にもなっている「九重(ここのえ)」をはじめ、
全国菓子大博覧会 最高賞を受賞した大ヒット商品「霜ばしら」、風味豊かでもっちりとした食感とくるみのアクセントが魅力の定番商品「ゆべし」など豊富なラインナップが特徴です。
そのほか季節を感じさせる「くり宝珠」や「琥珀物語」といった多様な限定商品も宮城県内外の多くのファンに愛されています。
これらの商品は九重本舗 玉澤が長きにわたって守り続ける伝統的な菓子作りの業(わざ)と、
創業以来大切にしてきた「革新と進化の追求」が融合した結晶です。
三百余年の歴史と伝統を受け継ぎ、上質な和菓子作りを続ける絶品の和菓子を、ぜひご堪能ください。